注文住宅を建てる夢を実現したい!そんな方に家づくりのあれこれを教えます!

誰もが憧れるマイホームを建てるのであれば、やはり妥協せずに自分で一から決める事が出来る注文住宅で建てたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
うな方におすすめしたいのが、しっかりとしたプランを持って置くということです。
事前にプランを持たずに漠然と考えていると、ハウスメーカーを決めたり打ち合わせをしている際に困る事が多いからです。
そんな方のために家づくりのあれこれを伝えて行くので、ぜひともお役立てください。

目次
  1. 注文住宅を建てる夢を実現したい!そんな方に家づくりのあれこれを教えます!
    1. そもそも注文住宅って何?建売住宅とどう違うの?まず特徴を理解しよう!
    2. デザイン?間取り?それとも予算のこと?注文住宅ならではのメリットとは何か
    3. 自由設計の注文住宅!それがデメリットになることもある!
    4. 理想的な注文住宅はイメージづくりから!家族とは何を話し合うべき?
    5. 自由設計の注文住宅なら外壁の素材やカラーも思いのまま!外壁デザインの基本を知ろう!(2023/1/12)
    6. 注文住宅でインテリアをバッチリ決める!インテリアを決めるポイントを知ろう!(2023/1/12)
    7. 意外と手を抜きがちな外構のこと!注文住宅の設計で考えたいポイントとは?(2023/1/12)
    8. 予算に余裕がない方に知ってもらいたい!注文住宅をローコストで建てる秘訣とは?(2023/1/12)
    9. 注文住宅で環境に優しい住まいを実現したい!補助金にはどんなものがある?(2023/1/12)
    10. 旗竿地に注文住宅を建築するメリットとデメリット (2023/11/06)
    11. 注文住宅の新築にあたって擁壁工事が必要なことも (2023/11/06)
    12. 同居型など注文住宅の種類に合わせたデザインを考える (2023/11/06)
    13. 業者によって注文住宅の工法が大きく違う2つの理由 (2023/11/06)
    14. 注文住宅と工事費:賢い選択をするためのポイント (2023/11/06)

注文住宅を建てる夢を実現したい!そんな方に家づくりのあれこれを教えます!

マイホームを持つ際に新築の家を購入する場合であっても、すでにハウスメーカーが建てている家である建売住宅と全てオーダーして建築する注文住宅があります。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、注文住宅を建てるのであれば、自分のプランがしっかりしている事が不可欠です。
その理由としてはあれこれありますが、壁紙から外壁まで全てを自分で決めるというのは、想像以上に大変で苦痛なのです。
ですから事前に色々と決めておく事をおすすめします。

そもそも注文住宅って何?建売住宅とどう違うの?まず特徴を理解しよう!

マイホーム購入を考えた場合、注文住宅か建売住宅かをまず考えます。
注文住宅は自由度が高いのが特徴で、外観はもちろんのこと、内装や設備、間取りなど細かい部分まで自分で決めてこだわりを反映することができます。
法律にのっとって住宅は建てなくてはなりませんが、範囲内であれば好きなように建てることができ、住んでから後悔することもほぼありません。
そのため一点ものの住宅とも言えます。
建てている最中も頻繁に見に行くことができるので、安全な施工になっているかを自分の目で確認することができます。
建売住宅は土地と建物がセットになっていることが多く、すでに規格に沿って建てられた既製品になります。
間取りや窓の位置、外観や設備、内装など自分の思い通りに選ぶことができません。
土地とセットなので土地探しの手間も省けすぐに入居できる、費用が抑えられるなどのメリットがありますが、建てているときの様子を見ることはできないので、信頼できる業者選びが大変重要になります。

デザイン?間取り?それとも予算のこと?注文住宅ならではのメリットとは何か

建売住宅か注文住宅か悩んだ場合、それぞれどんな点が特徴的なのか見比べることが多いです。
注文住宅は建売住宅のように、すでに出来上がった住宅を購入するわけではないため、自分の想いを反映することができ、オリジナリティあふれる住宅になります。
ですが予算面では建売住宅よりも高くなることがほとんどであり、費用を抑えることはできません。
複雑な構成の家であればあるほどメンテナンスに時間や費用が掛かることが多いです。
注文住宅のメリットとしてまず挙げられるのは、間取りです。
建売住宅では間取りの変更はできず、与えられた空間の中で生活をするようになりますが、注文住宅では好きな場所に収納スペースを作る、窓の位置を上めにするなど変更することができます。
デザインに関しても他の家とは違うため差別化を図ることができ、家に対して愛着がわきやすくなりますし、導線を意識した流れを作ることができるので、家事がしやすくなります。
生活がしやすい空間が作れるのが一番のメリットです。

自由設計の注文住宅!それがデメリットになることもある!

注文住宅は間取りや設備や仕様を全て自由に、自分や家族好みに決めることが出来るのが最大のメリットです。
自由度が高い分希望をあれもこれもとこだわりを家づくりに反映しすぎると、家づくりの予算がオーバーしてしまう場合もありデメリットとなることもあります。
また注文住宅では間取りや住宅設備の決定など何度も打ち合わせをして、納得の上で施工工事に入るので実際に入居するまで時間がかかるケースが発生しがちです。
自分や家族の好みの間取りや住宅設備が実際には生活しづらいこともあり、デメリットな点として挙げられます。
これらは施工実績が豊富でアフターサービスも万全な業者を選ぶことで、回避することが出来る部分です。
予め予算を決めてこれだけは譲れないという家づくりの理想を、丁寧に説明することでプロの立場からのアドバイスを貰うことが出来ます。
理想の家づくりのパートナーを選んで、長く快適に暮らせる家づくりをスタートさせてみてはいかがですか。

理想的な注文住宅はイメージづくりから!家族とは何を話し合うべき?

注文住宅は設計の自由度が高いため、家づくりのあらゆる部分にトータルにコミットして、自分たちの理想とする住まいづくりが実現しやすいと言えます。
その反面、住まいづくりはゼロからスタートすることが基本になるので、建築や不動産についての詳しい知識や経験が不可欠。
とはいえ、これでは素人の施主さんにとっては負担が大きすぎるため、実際にはプロの建築業者との協力関係のもとで、自分たちの思い通りに住まいづくりを進めていくのが一般的なケースと言えます。
しかしたとえそうであっても、注文住宅の施主である以上は、自分たちがこれからどのような住まいのカタチにしたいのか、しっかりイメージづくりをしておくことが大切になります。
こうしておくことで、建築業者との打ち合わせで自分たちの要望をスムーズに伝えることができますし、業者にとっても的確なアドバイスをしやすくなるはずです。
家族とのイメージづくりでは日頃からの生活パターンだけでなく、将来の人生設計まで含めて話し合い、長期的かつトータルな視点で、建物のデザインから室内の間取りやインテリア、あるいは水まわりの設備や屋外の外構ゾーンに到るまで、住まいのあらゆる部分をできるだけ具体的に決めていくことが理想です。

自由設計の注文住宅なら外壁の素材やカラーも思いのまま!外壁デザインの基本を知ろう!

自由設計の注文住宅なら、外壁の素材やカラーも思いのままに希望通りに仕上がります。
注文住宅の良いところは、材料や見た目などを好みにすることができる点にあります。
例えば、一般的な住宅の外壁にはサイディング素材というものがありますが、それ以外にも耐久性の高いガルバリウム鋼板やコンクリートなど予算や見た目の好みなどに応じて選べるのがメリットです。
注文住宅で気になるのが予算内に収まるかですが、それは使う材料やこだわりに応じても変わってきます。
ハウスメーカーや工務店との打ち合わせで、予算内におさめつつできるだけデザイン性が高く耐久性のある材料を使った新築住宅を建てることも可能です。
注文住宅では、好みのデザインに応じた材料を使っていくことになります。
その素材そのものの耐久性やメリットだけでなくデメリットも理解した上で使うと安心です。
経年劣化によるメンテナンスも必要になりますので、その点も考慮するとよいでしょう。

注文住宅でインテリアをバッチリ決める!インテリアを決めるポイントを知ろう!

注文住宅のインテリアを決める際に一番重要なのが壁紙です。
自分の好きなテイストの部屋の雰囲気を決めておくことで、壁紙選びもその後の家具選びもスムーズに進めることができます。
注文住宅のメリットの一つとして、自分の好きな建具や設備を選ぶことができるという点です。
インテリアにこだわりたいという人は、こういったメリットを大いに活用することによって満足のいく家づくりをすることができるのです。
例えば北欧系の雰囲気が好きだというひとは、白い壁紙に一面のみアクセントで色を入れることによって部屋がグッと北欧っぽくなりますし、落ち着いたシックな雰囲気が気に入っているという人は、少しくすんだ色にしておくことで落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。
壁紙を自分で選んでいくことで、自分の理想に近い部屋作りをすることができますし、満足度も建売住宅とは比べ物にならないほど高くなるということからも、こだわりがある人は壁紙選びに注力してみることもおすすめです。

意外と手を抜きがちな外構のこと!注文住宅の設計で考えたいポイントとは?

自分の好きな間取りで設計できる注文住宅が人気です。
どんな間取りにしようかと考える作業は、大変ながらもなかなか楽しいものです。
家づくりの本やサイトを見てイメージを膨らませる方も多いでしょう。
考えに考え抜いた間取りが完成し、工事に入って理想どおりの家が出来上がったときには何とも言えない達成感で満ちているのではないでしょうか。
ただ、そこで初めて「外構はどうするの?」と気づく方もいるかもしれません。
家の設計ばかりに気を取られて後回しになったり、見落としがちになりやすい部分ですが、駐車スペースや庭などの外構もマイホームづくりではとても大切なポイントです。
例えば小さい子がいる家庭でしたら、子が道路に飛び出さないようあえて外壁を高く設置するとか。
車を何台か所有する場合は、植栽スペースは小さくして駐車スペースを広くとった方が便利です。
せっかくの注文住宅ですから、家まわりも工夫して住みやすくしたいものです。

予算に余裕がない方に知ってもらいたい!注文住宅をローコストで建てる秘訣とは?

ローコストで注文住宅を相談するポイントは、2つ存在します。
まず、あらかじめ低予算の相談を行っておくという点です。
そもそも、注文住宅は業者側から提案される金額を元に資金計画を立てていくものではありません。
顧客側から、あらかじめ準備できる予算を伝えることができるものです。
通常の新築一戸建ての場合は、確かにプランがありますので一定のお金が必要です。
しかし、注文住宅はその顧客ごとに内訳が全く違うため、準備できる金額の中で内容を変えていくことができます。
ですから、低予算でしか話を進めることができないときにはそれを事前に伝えておくことで業者側から最善の選択肢を提示してもらえます。
また、ローコストで重要なポイントに土地の選択が挙げられます。
注文住宅は、自分達で土地を探す必要があるため、土地の状況によって非常に低予算で建設を行えます。
代表的なものが狭小住宅と呼ばれるもので、この場合は1000万円台からでも十分に相談できます。

注文住宅で環境に優しい住まいを実現したい!補助金にはどんなものがある?

注文住宅の建設コストをなるべく安く抑えたいのであれば、国や地方自治体が行っている補助金を上手く活用するとよいでしょう。
例えば国が行っているこどもみらい住宅支援事業は、子育て世代や若い夫婦世代の世帯が優れた省エネ性能を持つ住宅を建てやすくすることを目的としています。
この制度を利用して注文住宅を建てるには子育て世代の場合だと18歳未満の子供がいることが要件とされます。
若者夫婦世帯の場合は申請時にいずれか一方が39歳以下であることが要件です。
具体的に補助される金額はどの程度の省エネ性能を備えているかによって変化します。
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのことで、この基準を満たす住宅は1戸あたり100万円が補助されます。
また高い省エネ性能等を有する住宅は1戸あたり80万円、省エネ基準に適合する住宅も1戸あたり60万円の補助を受けることができます。
他にも様々な補助金があるので、施工会社と相談しながら自分に合ったものを積極的に活用するとよいでしょう。

旗竿地に注文住宅を建築するメリットとデメリット

旗竿地は、建築基準法が定める第43条をクリアする為に道幅2m以上で形成される敷地延長や路地状敷地と呼ばれる土地であり、接道義務を果たす為に細長く伸びた敷地が旗竿のように見える事からこのような名前で呼ばれる土地です。
この土地は、接道部分が多い整形の土地に比べて特殊な形状をしている事から相場よりも2割から3割程度安く購入できるメリットがあり、延長敷地で少し奥まっている事から比較的静かであることが大きなメリットです。
しかし、奥まっている為に日当たりや風通しに問題があることが多く、延長敷地の道幅によっては駐車スペースとして車種が限られてしまうことがあります。
注文住宅を建築する際には、接道部分が2mカツカツだと侵入できる重機や運搬車両が限定されてしまうことがあり、工事費用の総額が割高になってしまうことがあります。
もし、旗竿地を購入する際には、ちゃんと注文住宅を建築する時のことを考慮するだけでなく、竣工後の生活をしっかりと考えることが必要です。

注文住宅の新築にあたって擁壁工事が必要なことも

注文住宅を新築するにあたり、その敷地となる土地の条件しだいでは、擁壁工事が必要になってくることがあります。
擁壁とはコンクリートブロックや石などを積み上げてつくられた壁のことで、がけ崩れなどを防ぐために設置されます。
注文住宅を新築する予定の敷地が一定以上の高低差があるがけ地に面している場合や、傾斜があるために敷地に接する道路との出入りができない場合などに、このような工事が必要となります。
擁壁の規模によっては行政への届け出が必要となることもあります。
こうした擁壁工事には多額の費用がかかり、最低でも百万円台は覚悟しておいたほうが無難です。
そのため敷地となる土地を選ぶ段階で、なるべく傾斜地は避けて平坦な土地を選ぶなどの配慮が望まれるといえるでしょう。
また隣り合っている土地に高低差がある場合には、どちらの土地の所有者が擁壁をつくるかをめぐってトラブルになることもあり得ますので、そのようなリスクも踏まえた土地選びが重要です。

同居型など注文住宅の種類に合わせたデザインを考える

両親の介護ができるように二世帯住宅で暮らしたい気持ちはあっても、同じ住宅で生活するのは避けたい方々と相性が良いのが、完全分離型の注文住宅です。
注文住宅には同居型と一部同居型と完全分離型という種類があり、希望に合わせてデザインを調整できます。
完全分離型は住宅が二つに分けられているので、世帯ごとのプライバシーを守るのも難しくありません。
同居型や一部同居型と比べると共用部分が存在しないために、住宅のデザインを世帯ごとの好みに合わせて調整できるのも利点です。
両親が暮らす住宅は介護向けの構造にして、自分たちが暮らす部分はおしゃれさを重視したデザインを選びたい時にも役立ちます。
水まわりの設備だけで多くのスペースを使うことになるので、間取りの自由度が減る可能性がある点には注意が必要です。
建築コストも高くなりますが、プライバシーを守りたい時には最適な住宅デザインだと言えます。
片方の住宅を賃貸物件として扱えるのは大きなメリットで、将来的な金銭面の不安を解消できるのも、完全分離型の注文住宅が世間から注目される理由の一つです。

業者によって注文住宅の工法が大きく違う2つの理由

注文住宅では、そこで利用される工法がそれぞれの店舗や施工会社によって大きく異なるという特徴があります。
これには、施工会社や店舗における特殊な以下の2つの理由が挙げられます。
まず、注文住宅では他の店舗と差別化を図る必要があるという点です。
同じような建設作業を進めていくと、他の店舗に対して自社の強みを主張することができなくなります。
そこで、独自の工法を用いることによって、他と差別化を図り利益を得ることができるように企業努力をしています。
また、注文住宅では木造建築だけが利用できるわけではないという点も非常に重要です。
注文住宅というのは、鉄筋コンクリートなど高度な素材を使って建築を進めていくことができます。
当然ですが、そこに利用される技術は木造建築とは異なったものになりますので、独自のスキルを磨くことで他の店舗よりもより有益な建物を建設できるようにしているところが多いです。
ですから、これらの違いを理解して相談を行うことでより良い理想の物件を手に入れることができるようになります。

注文住宅と工事費:賢い選択をするためのポイント

新しい家を建てるという夢を実現する際に、注文住宅と工事費の両方を考慮することは非常に重要です。
予算内で理想の家を実現するために、以下のポイントに留意しましょう。
1.予算の明確化:まず初めに、建設プロジェクトの予算を明確にすることが大切です。
注文住宅の設計や工事の費用を計画的に評価することで、無駄な出費を避けることができます。
2.プロの助言を受ける:建築家や建設会社と協力し、専門家の助言を受けましょう。
彼らは予算内で最良の選択を提案し、デザインや建材についてのアドバイスを提供してくれます。
3.予備費を設ける:急な変更や予想外の費用が発生する可能性を考慮して、予備費を設けておくことは賢明です。
これにより、予算のオーバーランを避けることができます。
4.エネルギー効率を考慮:長期的な視点で工事の費用を考える際、エネルギー効率を高める設計や設備を検討しましょう。
これにより、将来の光熱費の削減につながります。
5.優れたプランニング:注文住宅を計画する際、将来の拡張や変更に対応できる柔軟性を持った設計を検討しましょう。
これにより、将来のコスト削減が可能になります。
注文住宅と工事費は生涯に一度の投資です。
計画的で賢明な選択をすることで、理想の家を築く夢を実現し、将来の経済的な安定を確保することができます。

著者:渡吉春

筆者プロフィール

東京都町田市生まれ。
一級建築士として数多くの注文住宅を手掛ける。
自分の経験を基に注文住宅の記事をまとめました。
町田で注文住宅を